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お知らせ
百草本社でミズバショウが咲きました。
春の訪れとともに、百草の園芸事業部のミズバショウ圃場にミズバショウの花が咲きました。
尾瀬の一部の湿原において、近年、気候変動に起因したシカの食害によりミズバショウがその数を減らしています。同じ東京電力グループの東京パワーテクノロジー株式会社が、地元企業・団体と協働してミズバショウの復活プロジェクトを展開しており、ハミングワークは同社よりミズバショウ育成の仕事をいただいています。
ミズバショウ育成業務では、尾瀬で採取した種子を百草本社の圃場で発芽させ、尾瀬の現地への植え付けに耐えうる株に育つまで約3年の育苗を行い、現地に戻しています。さらに、花を咲かせる株にまで育てるにはもっと年月を要し、10年くらいかかるともいわれています。
今回、花を咲かせたのは、種子採取用に群馬県片品村の生産者の方から昨秋に譲り受け、百草の地で冬越しさせた株です。この株がこれからの夏越し・冬越しを経て、来春以降も花を咲かせてくれるよう、ハミングワークの挑戦は続きます。
開花を発見したスタッフのコメントを紹介します。
「私が入社したころは、まだミズバショウの育苗はしていませんでした。ミズバショウの育苗によって、農家さんとの交流はもちろん、自然環境の保護にもつながることを考えると、とてもやりがいを感じます。」
ハミングワークは、尾瀬由来の遺伝子を持つミズバショウを育苗し、尾瀬に戻すという活動への参加により、東京電力グループが取り組む尾瀬の自然保護活動の一端を担っています。
(参考)
「尾瀬とTEPCO」(東京電力リニューアブルパワー株式会社)
https://www.tepco.co.jp/rp/oze/
「尾瀬へようこそ」(東京パワーテクノロジー株式会社)
https://www.tokyo-pt.co.jp/oze/
